今回は「破壊剣(バスター・ブレイダー)」デッキの紹介です。この記事ではカードの解説と立ち回り、相性の良いカードを紹介していきます。
破壊剣デッキの特徴
・相手ドラゴン族モンスターの数だけ攻撃力が上昇
・相手モンスターをドラゴン族にしてモンスター効果の発動を封印
破壊剣デッキにおける主要カード
「バスター・ブレイダー」モンスター
カード名 | 効果概要 |
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バスター・ブレイダー | ・相手のドラゴン族数×500攻撃力アップ |
破壊剣の使い手-バスター・ブレイダー | ・フィールド・墓地で「バスター・ブレイダー」扱い ・相手モンスター破壊時にそれを装備 ・装備したモンスターを墓地に送って同種族破壊 |
竜破壊の剣士-バスター・ブレイダー | ・「バスター・ブレイダー」+ドラゴン族モンスターで融合召喚 ・直接攻撃不可 ・相手のドラゴン族数×1000攻撃力アップ ・相手ドラゴン族モンスターを守備表示にする ・ドラゴン族モンスターの効果発動禁止 ・戦闘ダメージ貫通 |
- 「破壊剣の使い手-バスター・ブレイダー」は破壊された相手モンスターを吸収しそれと同種族のモンスターを破壊します。手札にいるときは「バスター・ブレイダー」扱いではないので後述する「破壊剣士の伴竜」の効果で手札から特殊召喚できない点に注意です。
- 「竜破壊の剣士-バスター・ブレイダー」が直接攻撃できない制約があるので、「守護伴竜」の効果でによるバーンダメージも視野に入れておきましょう。「破戒蛮竜-バスター・ドラゴン」でドラゴン族を増やして攻撃力を上昇させて貫通ダメージで勝負を決めたいところ。
「破壊剣」モンスターカード
カード名 | 効果 |
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破壊剣士の伴竜 | ・召喚時デッキから「破壊剣」カードサーチ ・リリースして手札・墓地から「バスター・ブレイダー」特殊召喚 ・「破壊剣」カード1枚を捨てて墓地から特殊召喚 |
破壊剣-ドラゴンバスターブレード | ・手札・フィールドから「バスター・ブレイダー」に装備 ・装備状態の時相手はEXデッキからモンスター特殊召喚禁止 ・装備されているこのカードを特殊召喚 |
破壊剣-ウィザードバスターブレード | ・手札・フィールドから「バスター・ブレイダー」に装備 ・装備状態の時相手は墓地のモンスターの効果発動禁止 ・墓地に送って「破壊剣」モンスターサルベージ |
破壊剣士の守護伴竜 | ・モンスター2体でリンク召喚 ・デッキから「破壊剣」カードを墓地へ送り、手札から「バスター・ブレイダー」モンスター特殊召喚 ・バトルフェイズ終了時に、攻撃していない「バスター・ブレイダー」モンスターの攻撃力分のバーンダメージ |
- 破壊剣カードをサーチする「破壊剣士の伴竜」とEXデッキからの特殊召喚を封じる「破壊剣-ドラゴンバスターブレード」は双方ともレベル1チューナーなので、「バスタードラゴン」等のレベル8シンクロモンスターにつなげていきましょう。
- 「破壊剣士の守護伴竜」は墓地肥やしだけでなく、「竜破壊の剣士-バスター・ブレイダー」が直接攻撃が出来ないを点を克服してくれます。リンク2で素材縛りがない点も優秀。
- 「破壊剣士の伴竜」はオリジナルの「バスター・ブレイダー」しか手札から特殊召喚できませんが、「破壊剣士の守護伴竜」は「バスター・ブレイダー」モンスターを手札から特殊召喚できます。「破壊剣の使い手-バスター・ブレイダー」と対応しているのは後者のみの点に注意しましょう。
「破壊剣」魔法・罠カード
カード名 | 効果 |
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破壊剣士融合 | ・自分の手札及び自分・相手フィールドのモンスターを素材に融合 ・手札を1枚墓地へ送って、墓地のこのカードをサルベージ |
破壊剣士の宿命 | ・相手墓地の同種族モンスターを3体まで除外し「バスター・ブレイダー」モンスターまたは「破壊剣」モンスターの攻撃力アップ ・手札から「破壊剣」カード1枚を捨てて墓地のこのカードをサルベージ |
破壊剣士の揺籃 | ・デッキから「破壊剣」カードと「バスター・ブレイダー」モンスターを墓地に送って「破戒蛮竜-バスター・ドラゴン」を特殊召喚&次ターンのエンドフェイズに破壊 |
破壊剣の追憶 | ・手札から「破壊剣」カード1枚を捨てて、デッキから「バスター・ブレイダー」モンスター特殊召喚 ・墓地のこのカードを除外して墓地のモンスターを素材に融合召喚 |
破壊剣一閃 | ・「バスター・ブレイダー」を融合素材とする融合モンスターが存在する場合に、相手フィールドのモンスターを全て除外 ・墓地のこのカードを除外して「バスター・ブレイダー」モンスターを対象とする効果を無効にして破壊 |
- 「破壊剣士の揺籃」は墓地肥やしと「バスタードラゴン」を特殊召喚する最重要カードのひとつです。墓地にドラゴン族がいれば、コストで墓地に送った「破壊剣の追憶」を「破壊剣士の揺籃」にチェーンして発動させる動きも可能です。
- 「破壊剣士融合」は相手フィールドのドラゴン族を巻き込んで融合召喚できます。「バスタードラゴン」の効果でドラゴン族化させてから使用するとよいでしょう。
- 「破壊剣士の宿命」と「破壊剣の追憶」の発動コストとして捨てるカードは「破壊剣」カードに限られます。対して「破壊剣士融合」のサルベージ効果のコストには縛りがないので、適当なカードをコストに「破壊剣士融合」をサルベージすることで、それをコスト用「破壊剣」カードとして使用できます。
破戒蛮竜-バスター・ドラゴン
カード名 | 効果概要 |
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破戒蛮竜-バスター・ドラゴン | ・相手モンスターをドラゴン族に変更 ・墓地の「バスター・ブレイダー」蘇生 ・相手ターンに墓地の「破壊剣」モンスターを「バスター・ブレイダー」モンスターに装備 |
- 「破戒蛮竜-バスター・ドラゴン」は相手モンスターをドラゴン族化する重要な役割を担います。「破壊剣士の揺籃」で簡単に出せるものの破壊デメリットがあるので、その前に蘇生効果と装備化効果を駆使して第2の「バスター・ドラゴン」につないでいきましょう。また「破壊剣」カードではないので「破壊剣士の揺籃」の効果で破壊から守ることはできません。
相性の良いサポートカード
墓地肥やし
カード名 | 効果 |
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転生炎獣アルミラージ | ・通常召喚された攻撃力1000以下のモンスターでリンク召喚 ・このカードをリリースし、自分フィールドのモンスター1体に効果破壊耐性 ・通常召喚された自分のモンスターが戦闘で破壊された時に墓地から特殊召喚 |
リンクリボー | ・レベル1モンスター1体でリンク召喚 ・このカードをリリースして相手攻撃モンスターの攻撃力を0にする ・レベル1モンスター1体をリリースしてこのカードを墓地から特殊召喚 |
閃刀機-ホーネットビット | ・メインモンスターゾーンにモンスターが存在しない場合、「閃刀姫トークン」を特殊召喚 |
閃刀機-カガリ | ・「閃刀姫」モンスター1体でリンク召喚 ・墓地の閃刀機カードをサルベージ |
- 効果使用後の「破壊剣士の伴竜」を「アルミラージ」と「リンクリボー」のリンク召喚素材にして墓地に送ることで「破壊剣の追憶」の発動条件を整えます。
- 「ホーネットビット」→「閃刀姫-カガリ」→「ホーネットビット」の流れで「破壊剣士の守護伴竜」のリンク素材を揃えることができます。
少ない初動を補う
カード名 | 効果 |
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悪魔嬢リリス | ・闇属性モンスター1体をリリースして、デッキから通常罠カード3枚選び内1枚をセット |
トラップトリック | ・デッキから通常罠カード1枚を除外し、同名カード1枚をセット ・セットしたターンでも発動可能 ・このカードの発動後、ターン終了時まで発動できる罠カードは1枚だけ |
- 「悪魔嬢リリス」と「トラップトリック」はデッキから罠カードをセットできるので「破壊剣士の伴竜」の補完として活用すると安定します。サーチする罠カードは当然「破壊剣の揺籃」です。
種族変更
カード名 | 効果 |
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DNA改造手術 | ・表側表示モンスターの種族を変更 |
輪廻独断 | ・ターン毎に墓地のモンスターの種族変更 |
- 「バスタードラゴン」の代わりに永続罠カードで相手モンスターをドラゴン族にするのもおすすめです。「DNA改造手術」は「破壊剣士の揺籃」で出した「バスタードラゴン」のケアとして活用できます。
- 「輪廻独断」で墓地モンスターをドラゴン族にすれば「バスター・ブレイダー」攻撃力をさらに上昇させることができます。バトルフェイズに「バスター・ブレイダー」の攻撃力を上昇させてコンバットトリックを仕掛ける使い方もありです。
揺籃による自壊ケア
カード名 | 効果 |
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琰魔竜レッド・デーモン・アビス | ・チューナー+ドラゴン族・闇属性Sモンスター1体でシンクロ召喚 ・毎ターン1度、相手フィールドの表側表示カードをエンドフェイズまで無効 ・戦闘ダメージを与えた時、墓地のチューナー蘇生 |
灼銀の機竜 | ・チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上でシンクロ召喚 ・手札・墓地・フィールドからチューナー1体を除外し、フィールドのカード破壊 ・効果破壊時、除外されているチューナーをサルベージ |
- 揺籃で出した「バスター・ドラゴン」をそのまま自壊させるのはもったいないので、レベル9シンクロモンスターの素材にするとよいでしょう。「琰魔竜レッド・デーモン・アビス」は耐性を持たない「バスター・ブレイダー」モンスターを相手の除去札から守ってくれます。
基本展開&立ち回り
基本方針は「竜破壊の剣士-バスター・ブレイダー」と「破戒蛮竜-バスター・ドラゴン」を並べる事と制圧盤面を維持する事です。
展開例
<「破壊剣士の伴竜」1枚で「竜破壊の剣士-バスター・ブレイダー」と「破戒蛮竜-バスター・ドラゴン」を並べる展開>
- 「破壊剣士の伴竜」を召喚し「破壊剣の揺籃」サーチ&セット
- 「破壊剣士の伴竜」を素材に「転生炎獣アルミラージ」をリンク召喚しターンエンド
- 「破壊剣の揺籃」を発動し「バスター・ブレイダー」と「破壊剣の追憶」を墓地へ
- 「破壊剣の揺籃」の発動にチェーンして、コストで落とした墓地の「破壊剣の追憶」を除外して発動し、「破壊剣士の伴竜」と「バスター・ブレイダー」を除外して「竜破壊の剣士-バスター・ブレイダー」を融合召喚
- 「破壊剣の揺籃」の効果で「破戒蛮竜-バスター・ドラゴン」特殊召喚
<上記展開後>
- 相手フィールドのモンスターは効果の発動ができなくなりますが、回ってきたターンで「破戒蛮竜-バスター・ドラゴン」は破壊されてしまうので、レベル9シンクロモンスターの素材にしたり、「DNA改造手術」で相手モンスターをドラゴン族化させるなどしてスキを作らないようにしたいところです。
- 「破戒蛮竜-バスター・ドラゴン」の装備化効果で、EXデッキ封じの「破壊剣-ドラゴンバスターブレード」、墓地モンスター効果封じの「破壊剣-ウィザードバスターブレード」を「バスター・ブレイダー」モンスターに装備させてさらなる制圧を狙いましょう。
- 「竜破壊の剣士-バスター・ブレイダー」は直接攻撃ができません。相手プレイヤーがモンスターを出し渋るようなら「破壊剣の守護伴竜」の効果でバーンダメージを与えましょう。
弱点
「バスター・ブレイダー」デッキはモンスター効果を多用するデッキに対して強力ですが、耐性がないので除去系魔法・罠カードによって盤面を崩されやすい所があります。カウンター罠や先述したサポートカードによる防御も視野に入れたデッキ構築をしていく必要があります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
相手がドラゴン族系のデッキでなくても、強制的にモンスターをドラゴン族にして無力化させるという非常にユニークなテーマだったと思います。そして何よりも、原作で登場したモンスターがOCGでも活躍出来るのはまた違った楽しみがあることと思います。
この記事がバスターブレイダーデッキ構築の参考になれば幸いです。
ご閲覧ありがとうございました。