こんにちは、今回はライトロードデッキの紹介です。この記事ではレガシー・オブ・デストラクションで大幅に強化されたカードを中心に純正ライトロードカードの解説と立ち回り、相性の良いカードを紹介していきます。
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ライトロードデッキの特徴
- デッキからカードを墓地に送りながら展開する
- 墓地誘発や墓地からのss効果を持つ効果が豊富
- 「裁きの龍」による全体破壊が強力
ライトロードデッキにおける主要カード
「ライトロード」モンスターは「デッキからカードを墓地に送る」という共通効果を持っています。送り方や個別の効果を中心に確認しましょう。※カード名の「ライトロード」部分は省略
「ライトロード」効果モンスター
カード名 | 効果 |
---|---|
サモナー ルミナス | ・手札を1枚捨て、墓地のレベル4以下の「ライトロード」モンスター1体蘇生 ・自分エンドフェイズにデッキの上からカードを3枚墓地へ送る |
デーモン ヴァイス | ・手札の「ライトロード」カード1枚をデッキの一番上に戻して、手札から特殊召喚後、デッキの上からカードを2枚墓地へ送る ・デッキから墓地へ送られた場合、墓地の「ライトロード」モンスター1体蘇生 |
光道の龍(ドラグーン・オブ・ライトロード) | ・レベル4チューナー ・自分墓地に「ライトロード」モンスターが存在時、手札から特殊召喚 ・特殊召喚成功時、デッキから「ライトロード」カード1枚を墓地へ送る ・墓地へ送られた場合、デッキから攻撃力3000/守備力2600のドラゴン族モンスター1体サーチ |
アサシン ライデン | ・レベル4チューナー ・自分のデッキの上からカードを2枚墓地へ送り、「ライトロード」モンスターがあった場合、攻撃力200アップ ・自分エンドフェイズにデッキの上からカードを2枚墓地へ送る |
アーチャー フェリス | ・レベル4チューナー ・通常召喚不可 ・モンスター効果でデッキから墓地へ送られた場合自己蘇生 ・このカードをリリースし、相手フィールドのモンスター1体破壊後、自分のデッキの上からカードを3枚墓地へ送る |
モンク エイリン | ・守備表示モンスターを攻撃時デッキバウンズ ・自分エンドフェイズに、デッキの上からカードを3枚墓地へ送る |
ビースト ウォルフ | ・通常召喚不可 ・デッキから墓地へ送られた時自己蘇生 |
ウォリアー ガロス | ・「ライトロード」モンスターの効果でデッキからカードが墓地へ送られた場合、デッキの上からカードを2枚墓地へ送り、墓地へ送られた「ライトロード」モンスターの数だけドロー |
マジシャン ライラ | ・攻撃表示から守備表示に変更し、相手フィールドの魔法・罠カード1枚破壊 ・自分エンドフェイズにデッキの上からカードを3枚墓地へ送る |
ドラゴン グラゴニス | ・自分墓地の「ライトロード」と名のついたモンスターの種類×300攻撃力・守備力ポイントアップ ・守備表示モンスターを攻撃時、貫通ダメージ ・自分のエンドフェイズにデッキの上からカードを3枚墓地へ送る |
裁きの龍 | ・通常召喚不可 ・墓地の「ライトロード」モンスターが4種類以上の場合のみ特殊召喚 ・1000LPを払って自身以外のフィールドのカードを全て破壊 ・自分エンドフェイズにデッキの上からカードを4枚墓地へ送る |
- レベル4ドラゴン族である「光道の龍」登場により、それをサーチできる「ライトロード・メイデン ミネルバ」がより実用的になりました。
- レベル4以下ライトロードを蘇生できる「ライトロード・サモナー ルミナス」は名称ターン制限ではないので、「ルミナス」で蘇生した「ルミナス」の効果を使用することができます。フィールドにEXモンスター用の素材を充実させるだけでなく、発動コストで墓地に送ったモンスターをssすることができます。
- 「ライトロード・アーチャー フェリス」はモンスターの効果で墓地に送られるのが発動条件です。
- 「ライトロード・デーモン ヴァイス」の効果で、手札にきた「ライトロード・ビースト ウォルフ」と「ライトロード・アーチャー フェリス」をデッキトップに戻し墓地に送りssさせることができます。手札に2枚あれば一方を蘇生札として活用することもできます。
- 「光道の龍」は効果すべてが強力かつ無駄がありません。手札にある時は、墓地に「ライトロード」モンスターがいれば「ヴァイス、フェリス、ウォルフ」を使用してレベル8シンクロやレベル4エクシーズにつなげることができます。効果③は墓地に送られた場合に発動できるので手札コストにしても機能します。また「ライトロード」モンスターであるため、墓地またはデッキにある時でも、他のライトロードカードによるサポートを受けられます。
- 「ライトロード・ウォリアー ガロス」はターン中回数制限がないので大量のドローを見込めます。強制発動なのでデッキアウトには気を付けましょう。
- 「ライトロード」モンスターの数だけ攻守が上昇する「ライトロード・ドラゴン グラゴニス」は強力な火力要員となります。ダメージ貫通効果もあるので耐性持ちモンスターを出された際の突破口にもなります。
- 「裁きの龍」は「光道の龍」による確実なサーチ、後述する「ライトロード・アテナ ミネルバ」による確実な墓地肥やしによっていっそう出しやすくなりました。全体破壊の効果はターン中回数制限・名称制限がないので気のすむまで破壊しつくしましょう。攻撃力3000で複数体出せるので、後続モンスター次第でゲームエンドに持ち込めます。
「ライトロード」EXモンスター
カード名 | 効果 |
---|---|
セイント ミネルバ | ・レベル4モンスター2体でX召喚 ・デッキの上からカードを3枚墓地へ送り、その中の「ライトロード」カードの数だけドロー ・破壊された場合、デッキの上からカードを3枚墓地へ送り、その中の「ライトロード」カードの数までフィールドのカードを選んで破壊 |
アーク ミカエル | ・チューナー+光属性モンスターでシンクロ召喚 ・1000LPを払い、フィールドのカード1枚除外 ・破壊された時、自分墓地の「ライトロード」モンスターを任意の数だけデッキに戻し、戻した数×300LP回復 ・自分エンドフェイズにデッキの上からカードを3枚墓地へ送る |
アテナ ミネルバ | チューナー+モンスターでシンクロ召喚 ・S召喚時、S素材とした「ライトロード」モンスターの数まで、デッキから「ライトロード」モンスターを墓地へ送る(同じ種族は1体まで) ・自分フィールドの「ライトロード」モンスターに除外耐性付与 ・自分墓地から「ライトロード」モンスターを4体まで除外し、除外した数だけデッキの上からカードを墓地へ送る |
ドミニオン キュリオス | ・同じ属性で種族が異なるモンスター3体でリンク召喚 ・リンク召喚に成功時、デッキからカード1枚を選んで墓地へ送る ・自分のデッキのカードが効果で墓地へ送られた場合、デッキの上からカードを3枚墓地へ送る ・相手の効果でフィールドから離れた場合 or 戦闘破壊された場合、自分墓地のカード1枚を手札に加える |
- 「ライトロード・セイント ミネルバ」は墓地肥やし兼ドロー強化を同時に行います。破壊時に墓地肥やしと相手カード破壊ができるので保険としても機能します。
- 「ライトロード・アーク ミカエル」は除外札として活用しましょう。
- 「ライトロード・アテナ ミネルバ」は任意の「ライトロード」モンスターを複数枚墓地に送れます。デッキ内の「ライトロード」モンスターであれば、「ライトロード・デーモン ヴァイス」とともに墓地に送ることで間接的にフィールドに出すことができます。
- 純構築ではいささか出しにくかった「ライトロード・ドミニオン キュリオス」も、「光道の龍」を始めとする展開札のおかげで素材をそろえやすくなりました。
「ライトロード」魔法・罠カード
「ライトロード」魔法・罠カードは少なくないですが、墓地にはなるべくモンスターを送りたいところ。それでも投入するべき実用的なカードは以下の通りです。
カード名 | 効果 |
---|---|
ソーラー・エクスチェンジ | ・手札から「ライトロード」モンスター1体を捨てて2枚ドロー後、デッキの上からカードを2枚墓地へ送る |
光の援軍 | ・デッキの上からカードを3枚墓地へ送って、デッキからレベル4以下の「ライトロード」モンスター1体サーチ |
ライトロード・アイギス | ・自分フィールドの「ライトロード」モンスターの数まで、相手フィールドの表側表示カードを無効 ・デッキから墓地へ送られた場合、自分フィールドにセット |
- ターン中回数制限のない「ソーラー・エクスチェンジ」・「光の援軍」は手札にあればためらわず全部使っていきましょう「光の援軍」はコストでデッキから墓地に落とすので「灰流うらら」を食らっても墓地肥やしができます。
- 複数枚効果無効にできる「ライトロード・アイギス」はデッキから送られても使用できるので罠カードの中でも使いやすいと思います。
相性の良いサポートカード
墓地肥やしができるカード
カード名 | 効果 |
---|---|
おろかな埋葬 | ・デッキからモンスター1体を墓地へ送る |
名推理 | ・通常召喚可能なモンスターが出るまで自分のデッキの上からカードをめくり、めくったカードを全て墓地へ送る or そのモンスターを特殊召喚して他のめくったカードを墓地へ送る |
モンスターゲート | ・自分フィールドのモンスター1体をリリースして、通常召喚可能なモンスターが出るまで自分のデッキの上からカードをめくり、そのモンスターを特殊召喚する。残りのめくったカードは全て墓地へ送る |
- 「おろかな埋葬」では「光道の龍」を墓地に落として「裁きの龍」をサーチすることができます。
- 「ライトロード・ビースト ウォルフ」といった通常召喚できないモンスターがいるので「名推理」や「モンスターゲート」で墓地肥やしを狙えます。
墓地で発動できるモンスターカード
モンスターカード
カード名 | 効果 |
---|---|
グローアップ・バルブ | ・デッキトップのカード1枚を墓地へ送り、墓地から自己蘇生 |
ジェット・シンクロン | ・レベル1チューナー ・手札を1枚墓地へ送って墓地から自己蘇生 |
ボルト・ヘッジホッグ | ・自分フィールドにチューナーが存在する場合、墓地から自己蘇生 |
ペロペロケルペロス | ・ダメージを受けた場合、墓地のこのカードを除外し、フィールドのカード1枚破壊 |
ゾンビキャリア | ・手札を1枚デッキトップに戻して、墓地から自己蘇生 |
Emトリック・クラウン | ・墓地へ送られた場合、墓地の「Em」モンスター1体蘇生 |
超電磁タートル | ・墓地のこのカードを除外して相手バトルフェイズを終了する |
妖精伝姫-シラユキ | ・召喚・特殊召喚時、相手表側表示モンスター1体を裏側守備表示にする ・手札・フィールド・墓地からカード7枚を除外して墓地から自己蘇生 |
輝光竜セイファート | ・手札及び表側表示のドラゴン族モンスターを墓地へ送り、デッキから対応するレベルのドラゴン族モンスター1体をサーチ ・墓地のこのカードを除外し、墓地の光・闇属性のドラゴン族・レベル8モンスター1体をサルベージ |
- 墓地から自己蘇生できるものとして「グローアップ・バルブ」、「ジェット・シンクロン」、「ボルト・ヘッジホッグ」、「ゾンビキャリア」、「Emトリック・クラウン」、「妖精伝姫-シラユキ」、が挙げられます。
- 「ゾンビキャリア」は手札に来てしまった「ライトロード・アーチャー フェリス」「ライトロード・ビースト ウォルフ」をデッキトップに戻すことができます。
- 相手ターンでの防御面が不安な場合はバトルフェイズを終了させる「超電磁タートル」がおすすめです。
- 「妖精伝姫-シラユキ」はレベル4の素材とするのもフリーチェーンで妨害手段とするのも優秀。
- 「輝光竜セイファート」フィールドでは自身を墓地に送ることでデッキから「光道の龍」を、墓地では自身を除外することで墓地から「裁きの龍」を手札に持ってくることができます。
魔法・罠カード
カード名 | 効果 |
---|---|
ギャラクシー・サイクロン | ・セットされた魔法・罠カード1枚破壊 ・墓地のこのカードを除外し、表側表示の魔法・罠カード1枚破壊 |
ブレイクスルー・スキル | ・相手フィールドのモンスター1体の効果を無効 ・自分ターンに墓地のこのカードを除外し、相手フィールドの効果モンスター1体効果無効 |
迷い風 | ・特殊召喚されたモンスター1体の効果は無効化し攻撃力を半分にする ・相手のEXデッキからモンスターが特殊召喚された場合、このカードを墓地からセット |
- 上記3枚は素引きしても、「ライトロード」カードで墓地に送られても使用することができます。今ではやや控えめな効果ですがライトロードの特性を活かせるカードなので自由枠に混ぜても面白いと思います。
その他相性の良いカード
「ライトロード」デッキの展開と火力を向上させるサポートカードになります。墓地に流れないことを祈りましょう。
カード名 | 効果 |
---|---|
オネスト | ・自分メインフェイズに、表側表示のこのカードを手札に戻す ・手札から捨てて、ダメステ時、自分光属性モンスターの攻撃力を相手戦闘モンスターの攻撃力分アップする |
創世の預言者 | ・手札を1枚捨て、自分の墓地のレベル7以上のモンスター1体サルベージ |
混源龍レヴィオニア | ・自分墓地から光・闇属性モンスターを合計3体除外して特殊召喚 ・特殊召喚に成功時、特殊召喚のために除外したモンスターの属性によって以下の効果適用(このターン、このカードは攻撃不可) ●光のみ:自分墓地からモンスター1体を守備表示で特殊召喚 ●闇のみ:相手手札をランダムに1枚デッキに戻す ●光と闇:フィールドのカードを2枚まで選んで破壊 |
アークネメシス・エスカトス | ・自分墓地及び自分表側表示モンスターの中から、種族が異なるモンスター3体を除外した場合に特殊召喚 ・効果破壊耐性 ・種族を1つ宣言して、その種族のフィールドのモンスターを全て破壊。次のターンの終了時まで、お互いに宣言した種族のモンスターを特殊召喚不可 |
- 「オネスト」は光属性の十八番。手札にあると安心できる1枚。重ね掛けOK。
- 「創世の預言者」は「裁きの龍」の回収要員となります。手札1枚切れるのも悪くありません。
- 火力要員として「混源龍レヴィオニア」が挙がってきます。「裁きの龍」の全体破壊後にだせれば「No.97 龍影神ドラッグラビオン」と「No.100 ヌメロン・ドラゴン」を使用したワンキルも可能です。「ライトロード・サモナー ルミナス」を蘇生させて素材を増やして大型モンスターにつなげるのも強力です。
- 「ライトロード」モンスターは種族がばらけているので「アークネメシス・エスカトス」の特殊召喚条件も満たしやすいです。
展開例
展開①
<墓地に「ライトロード」モンスター存在時、「光道の龍」1枚で「裁きの龍」を出す展開>
- 「光道の龍」の効果で手札から自己特殊召喚
- 「光道の龍」の効果で「アーチャー フェリス」を墓地へ
- 「アーチャー フェリス」の効果で自己蘇生
- 「光道の龍」と「アーチャー フェリス」で「アテナ ミネルバ」シンクロ召喚
- 「光道の龍」の効果で「裁きの龍」サーチ
- 「アテナ ミネルバ」の効果①で「ライトロード」モンスターを2体墓地へ(墓地に「ライトロード」モンスターが4体そろう)
- 「裁きの龍」特殊召喚可能
5と6で「光道の龍」と「アテナ ミネルバ」の誘発効果の発動条件を同時に満たしており、うららケアができます。確実に通したい方をチェーン①で組んであとの方をチェーン②で組みましょう。4で「セイント ミネルバ」を出すのもありです。手札・墓地・フィールドの状況によって展開ルートを分岐させていきましょう。
展開②
<墓地に「ライトロード」モンスター存在時、「光道の龍」と「ライトロード・サモナー ルミナス」で「ライトロード・ドミニオン キュリオス」を出す展開>
- 「サモナー ルミナス」召喚
- 効果発動コストとして「光道の龍」を捨て、効果で「光道の龍」を蘇生
- 「光道の龍」の効果で「アーチャー フェリス」を墓地へ
- 「アーチャー フェリス」の効果で自己蘇生
- 3体を墓地に送り「ドミニオン キュリオス」リンク召喚
- 「ドミニオン キュリオス」の効果で「デーモン ヴァイス」を墓地へ
- 「デーモン ヴァイス」の効果で「サモナー ルミナス」を蘇生
- 「サモナー ルミナス」の蘇生効果で状況に合わせた展開へ
最初に墓地にいる「ライトロード」モンスターによって、3.6で墓地に送るカードは変わってきます。「サモナー ルミナス」の効果①はターン1使用制限がついていますが、フィールドから離れることでリセットされ、再びフィールドに出して使用することができます。
展開③
<「ライトロード・アテナ ミネルバ」後の展開>
「ライトロード・アテナ ミネルバ」は最低でも2枚は任意の「ライトロード」モンスターを墓地に送れる効果を持っています。デッキから墓地に送られたら自己蘇生できる「アーチャー フェリス」と「ビースト ウォルフ」を送ってレベル8・12シンクロやランク4エクシーズにつなげたり、「デーモン ヴァイス」と「ドラゴン グラゴニス」を送って高打点を形成したり、と状況に合わせた柔軟な展開が可能です。
弱点と対策
デッキからの墓地送りとモンスター効果の連打が生命線となるので、「マクロコスモス」や「次元の裂け目」で除外状態をつくられると「ライトロード」モンスターが墓地にたまらず「裁きの龍」を出すことができなくなります。加えて「スキルドレイン」や「インスペクト・ボーダー」によるモンスター効果封じがあるとそのまま敗北に直結します。
まとめ
以上、「ライトロード」デッキの紹介でした。
長らく「ライトロード」は一部のカードを使用したギミックを用いたデッキでの活躍がありましたが、新規カードの登場によって純構築のライトロードが組みやすく十分に戦えるようになりました。ライトロードデッキは手札・墓地・(EX)デッキを同時に活用した展開をするので、ある程度遊戯王に慣れてきた人にもお勧めできるテーマだと思います。
この記事が「ライトロード」デッキ構築の参考になれば幸いです。
ご閲覧ありがとうございました。
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