【遊戯王 禁止制限改定】2024年4月1日/最新リミットレギュレーション

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2024年3月24日、ドットジェイピーより2024年4月1日から適用されるOCG新禁止制限カードのリストが公開されました。今回は規制緩和カードの確認と今後の環境への影響を考察していきます。

改定内容

禁止
・新規指定なし

制限
・禁止⇒制限
「瀑征竜-タイダル」
・無制限⇒制限
「罪宝狩りの悪魔」
・準制限⇒制限
「センサー万別」

準制限
・制限⇒準制限・
「星杯の神子イヴ」
・無制限⇒準制限
「S:Pリトルナイト」
「炎王神獣 キリン」
「スネークアイ・エクセル」
「カイザーコロシアム」
「強欲で金満な壺」

無制限
・準制限⇒無制限
「宵星の騎士ギルス」
「覇王眷竜ダークヴルム」
「アラメシアの儀」
「インフェルニティガン」
「心変わり」
・禁止⇒無制限
「サモン・ソーサレス」

炎族テーマに調整入り

  • 「罪宝狩りの悪魔」

1枚でサーチとドローを兼ねる「罪宝狩りの悪魔」が無制限から制限へ指定されました。サーチ先となる「ディアベルスター」本体の採用枚数を増やすことで制限指定のケアはできることでしょう。

  • 「スネークアイ・エクセル」

サーチとリクルートを兼ねる「スネークアイ・エクセル」が準制限指定です。リソースの確保と盤面形成の要でありましたが、このカードをサーチできる「篝火」は無制限なので準制限指定による影響は限定的と言えそうです。

罪宝テーマのカードでありながら出張性能が高く、炎族テーマのデッキには欠かせないギミックであるため制限指定によって若干のパワーダウンは否めませんが、引き続き「篝火」がフル投入できるため炎族テーマ全体としては大幅な弱体化は無く、あくまで調整にとどまるといったところです。

ロックカードの制限強化

  • 「センサー万別」

制圧永続の代表格ともいえるカード。同種族を展開するデッキにとって魔法・罠カードを除去する手段がなければこのカード1枚で機能停止してしまうほどの制圧力があったため、前回の準制限に引き続き制限指定となりました。

  • 「カイザーコロシアム」

先行で出しておくことで相手の「ニビル」を使用不能にでき、後攻でも自分のターンに相手が展開してくるのを防ぐことが可能。永続魔法なので即座に使用可能であり、相手にだけ一方的に制圧効果を及ぼすことができたため今回準制限指定となりました。

以前から制圧効果をもつ永続魔法罠カードの規制が増えてきています。

「サモン・ソーサレス」がテキストエラッタで制限解除

今回の改正の目玉といえるのが「サモン・ソーサレス」の制限解除です。エラッタ前はデメリットモンスターを相手に送りつけたり、デッキから、墓地で展開可能なモンスターを素材としてリクルートすることで汎用リンクモンスターにつなげることができる強力な効果を持っていました。エラッタ後は、

・手札から相手に送り付けるモンスター効果は無効
・デッキからリクルートしたモンスターと同種族のモンスターしか特殊召喚できない
・①②の効果が①に統一

という調整が加わり、先述の展開が不可能となりました。効果が一つにまとめられたことにより「灰流うらら」1枚で止まってしまうのも大きな変更点と言えます。

レベルを問わずにデッキからリクルートできる効果は顕在なので種族を統一したデッキであれば十分に活躍できる可能性を秘めています。

<新旧テキスト比較>

旧テキスト

トークン以外の同じ種族のモンスター2体以上
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:このカードがリンク召喚に成功した場合に発動できる。手札からモンスター1体を、このカードのリンク先となる相手フィールドに守備表示で特殊召喚する。②:このカードのリンク先の表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターと同じ種族のモンスター1体をデッキから選び、このカードのリンク先となる自分・相手フィールドに守備表示で特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。

遊戯王 OCG デュエルモンスターズ カードデータベース

新テキスト

トークン以外の同じ種族のモンスター2体以上
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
:このカードがL召喚した場合に発動できる。手札からモンスター1体を効果を無効にして、このカードのリンク先となる相手フィールドに守備表示で特殊召喚する。その後、この効果で特殊召喚したモンスターと同じ種族のモンスター1体をデッキから効果を無効にして守備表示で特殊召喚できる。この効果でデッキから特殊召喚したターン、自分はデッキから特殊召喚したそのモンスターと元々の種族が同じモンスターしか特殊召喚できない

遊戯王 OCG デュエルモンスターズ カードデータベース

2024年4月26日発売「パーフェクトルールブック2024」に新テキスト版の「サモン・ソーサレス」が付録として収録されます。

まとめ

今回の改定で、環境トップの「罪宝スネークアイ」関連のキーカードが規制されましたが、規制されてやむなしの効果であることは否めないところがあります。といっても代替手段も豊富であり、とくに万能サーチの「篝火」にはノータッチであることから炎テーマに与える影響は限定的と言えそうです。言ってみれば「罪宝スネークアイ」をはじめとする炎テーマは今後も十分活躍することでしょう。

そして「センサー万別」「カイザーコロシアム」が規制されました。ロックカードの締め付けは相変わらず続き、展開系のテーマにとっては追い風となります。今後は大量展開を防止する永続カードが衰退することに伴い、「壊獣」「ラーの翼神龍 球体」「倶利伽羅天童」といった大量展開を返すカードが代替品として注目されることと思います。

ご閲読ありがとうございました。

全ての制限カードリストはこちらから確認
リミットレギュレーション (禁止・制限・準制限カード)

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