「Vジャンプ3月号」に2024年初の付録として「マジックカード「死者蘇生」」が登場しました。原作シーンの再現だけでなく、墓地のモンスターカードを蘇生させるというシンプルかつ強力な効果を持っています。
今回はこのカードについて考察していきます。
[UR] VJMP-JP250《マジックカード「死者蘇生」》[中古] 価格:880円 |
効果テキスト・仕様
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
引用元:OCG デュエルモンスターズ カードデータベース
①:自分か相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。このターン、この効果で特殊召喚したモンスターは攻撃できず、その効果は発動できない。
墓地からモンスターを蘇生
自分相手問わず墓地からモンスターを特殊召喚できます。強力なモンスターを使いまわしたり・奪ったり・その素材の確保に使用したりできる点は既知の「死者蘇生」と同様です。
速攻魔法
最大の特徴といえるのが速攻魔法である点です。墓地にモンスターがいればいつでも任意に発動できる使い勝手の良さゆえ、相手プレイヤーの行動への妨害・防衛ともに柔軟に対応できる可能性を持っています。
攻撃・効果発動制限
フリーチェーンで発動できる「死者蘇生」であるゆえに、特殊召喚したターンには攻撃・効果の発動ができないというデメリットがあります。それでも、展開の布石としての蘇生であれば攻撃できないことによる影響はなく、かえってモンスターのデメリット効果の発動を打ち消すことも可能です。
活用例
墓地のモンスターを対象とする効果からのエスケープ
墓地のモンスターを対象にとる効果の発動にチェーンして、対象のモンスターを蘇生させればそれを不発にさせることができます。例えば、「墓穴の指名者」を打たれた自分の「灰流うらら」を除外無効から守ったり、「オーバーロード・フュージョン」の発動にチェーンして墓地の融合素材を不在にするといった使い方が可能です。
墓地からの除外を発動コストとする効果の無力化
墓地の自身を除外して発動する効果を持つモンスターを事前に蘇生させて無力化するのもありです。「輝光竜セイファート」、「天威龍-ヴィシュダ 」、「D-HERO ディアボリックガイ」などなど妨害対象は多数。
ルール介入型モンスターを割り込ませる
発動制限についての制約は永続効果をもつモンスターには関係ありません。不意に制圧系のモンスターをだして相手の展開を止めることもできるでしょう。例えば相手の儀式・融合魔法カードの発動にチェーンして、墓地の「フォッシル・ダイナ パキケファロ」を、相手のデッキサーチ効果にチェーンして墓地の「ライオウ」を特殊召喚して不発にするといった妨害行為が可能です。
モンスターのデメリット効果の発動を予防
発動制限についての制約は、効果の良し悪し関係なくかかります。よってデメリット効果を持つモンスターのそれを予防するといった使い方も可能です。例えば、「オベリスクの巨神兵」や「オシリスの天空竜」は、特殊召喚されている場合エンドフェイズに自壊効果が発動しますが、「マジックカード「死者蘇生」」で蘇生すれば1ターンそれを不発にすることができます。
エンドフェイズに蘇生
エンドサイクならずエンド蘇生。攻撃・効果発動不可の制約は発動ターンのみなので、相手エンドフェイズに発動すれば、自分ターンには完全蘇生と同様の状態になります。
まとめ
「マジックカード「死者蘇生」」は限定的なデメリットで妨害・防衛・展開なんでもできるので、幅広いデッキで活躍できる可能性を秘めた汎用速攻魔法カードといえます。シンプルな効果は強いということを改めて感じさせてくれるカードでした。
ご閲読ありがとうございました。
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