「マジックカード「クロス・ソウル」」についての考察【遊戯王OCG】

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「Vジャンプ4月特大号」に収録予定の「マジックカード「クロス・ソウル」」の効果が判明しました。自分のアドバンス召喚のために相手モンスターをリリースできる強力な効果を持っています。今回はこのカードについて考察していきます。

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効果テキスト・仕様

通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):モンスター1体のアドバンス召喚を行う。自分フィールドのモンスターの代わりに相手フィールドのモンスターをリリースする事もできる。この効果でアドバンス召喚したモンスターはこのターン、リリースできない。
(2):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動する。相手はこのカードの(1)の効果を適用できる。

引用元:YU-GI-OH.jp

アドバンス召喚を行う

効果によってアドバンス召喚するので、通常召喚後に続けてアドバンス召喚したり、フィールドにモンスターがいれば召喚権を保持したまま上級モンスターをアドバンス召喚することができます。

相手モンスターもリリース要員にできる

リリースできる数に制限がないので、リリースコストが多い上級モンスターをアドバンス召喚すれば相手モンスターを一掃することができます。平たく言えばフィールドの全モンスターがリリース要員になるわけです。

アドバンス召喚モンスターにリリース耐性付与

効果①でアドバンス召喚されたモンスターにはリリース耐性が付されます。これにより後述するデメリット効果でリリースされてしまうことはありません。

相手プレイヤーも使用できる

効果②は墓地に送られた場合には相手プレイヤーが先述の効果を使用できるというデメリット効果です。手札から発動すれば効果①処理後に墓地に送られるので、相手プレイヤーにも効果①を与えてしまうことでしょう。ただ相手プレイヤーも上級モンスターを手札に握っている必要があるので、下級モンスター中心のデッキにはデメリットにはなりません。万が一そうでないときは、自分のモンスターとともにリリースしてアドバンス召喚モンスター1体にすればデメリットを踏み倒すことができます。

※(おそらく)効果耐性モンスターもリリースできる

公式の裁定次第ですが、魔法効果耐性をもつモンスターもリリース可能と考えられます。「マジックカード「クロス・ソウル」」とテキストの表現が類似する「交差する魂」では、効果耐性をもつモンスターもリリースできるので、これと同様の扱いになると思われます。相手モンスターに対して「リリース要員にする」効果を与えるのではなく、発動プレイヤーに対して「相手モンスターを含めたリリースでアドバンス召喚する」効果を与えるものだからです。

活用例

最上級モンスターの展開

最上級モンスターであれば2体以上の相手モンスターをリリース除去できます。特に、三幻神・三邪神なら3体ものモンスターをリリース除去することができます。また「光神機-轟龍」「守護神エクゾディア」のようにリリースするモンスターの数を変化できるカードなら序盤から終盤まで状況に応じた展開が可能です。「守護神エクゾディア」であれば5体リリースが可能なので相手盤面の崩壊と大ダメージを狙えます。邪神モンスターには「自分フィールドのモンスター3体をリリースした場合のみ通常召喚できる」という記載がありますが、「マジックカード「クロス・ソウル」」の効果で相手モンスターもリリース要員にすることが可能です。

デメリット効果を防止するには

フィールドから墓地に送られないようにするには、「閃光の追放者」「マクロコスモス」を張って使用後に除外ゾーンに送ることや、発動にチェーンして「妖精伝姫-シラユキ」で除外するといった手段があります。ハンデスや手札情報を得るカードと組み合わせる手もありますが、最も手っ取り早いのはフィールドにアドバンス召喚モンスター1体のみにすることです。

まとめ

「マジックカード「クロス・ソウル」」の考察でした。相手も使用できてしまう面もありますが、効果①の最後のほうでそれをさせないという絶妙具合で、まさに原作であったシーンをOCGで再現するテキストといえます。実際、際限なく対象を取らない非破壊除去をしつつ自分は強力なモンスターを展開できるのは非常に強力で、今後はアドバンス召喚を主とするテーマが活躍を見せる機会がいっそう増えることと思います。

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