原作のエースカードとして名高い「ブラック・マジシャン」。今回は「ブラック・マジシャン」デッキの解説と回し方、相性の良いカードを紹介します。
遊戯王OCG デュエルモンスターズ QUARTER CENTURY CHRONICLE side:UNITY 価格:8800円 |
「ブラック・マジシャン」デッキの特徴
- 闇属性・魔法使い族モンスターが中心でドラゴン族ともシナジーあり
- 除外除去の「黒の魔導陣」とリソース回復の「永遠の魂」で攻めと守りが同時に可能
- カードプールが豊富なので自分に合ったスタイルでデッキ構築可能
「ブラック・マジシャン」デッキにおける主要カード
「ブラック・マジシャン」
魔法使いとしては、攻撃力・守備力ともに最高クラス。
引用元:遊戯王OCGカードデータベース
本テーマの要となるモンスターカードです。原作においては「青眼の白龍」と対になるモンスターであり遊戯王の主役ともいえる存在で、OCGにおいても多くのサポートカードの登場により強力なテーマとして活躍できるようになりました。
下級モンスター
カード名 | 効果 概要 |
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マジクリボー | ・ダメージを受けたターン、手札から墓地へ送って、デッキ・墓地から「ブラック・マジシャン」または「ブラック・マジシャン・ガール」1体特殊召喚 ・自分の魔法使い族モンスターが破壊された場合、墓地から自己サルベージ |
マジシャンズ・ソウルズ | ・デッキからレベル6以上の魔法使い族モンスター1体を墓地へ送り、手札からこのカードを特殊召喚 or このカードを墓地に送り墓地から「ブラック・マジシャン」または「ブラック・マジシャン・ガール」1体特殊召喚 ・手札・フィールドの魔法・罠カードを2枚までドロー変換 |
マジシャンズ・ロッド | ・召喚成功時、「ブラック・マジシャン」魔法・罠カード1枚サーチ ・相手ターンに魔法・罠カードの効果を発動した場合、自分フィールドの魔法使い族モンスター1体をリリースして墓地から自己サルベージ |
- ダメージをトリガーにマジシャンを特殊召喚できる「マジクリボー」はやや受け身型です。あえてステータスの低いモンスターで戦闘ダメージを受けに行って発動させることもできます。リクルート効果は相手プレイヤーへのけん制にもなるでしょう。
- 「マジシャンズ・ソウルズ」は能動的にマジシャンを特殊召喚できます。発動コストでデッキから墓地に送り、特殊召喚は墓地からなので「灰流うらら」で無効にされないのが強みです。効果②ではダブったカードをドローに変換させるので無駄がありません。
- 初動札として最も重要なのが「マジシャンズ・ロッド」です。盤面形成に必要な魔法・罠カードを引っ張ってきます。効果②を使用するためにはリンク召喚を活用するとよいでしょう。
上級モンスター
カード名 | 効果 概要 |
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ブラック・マジシャン・ガール | ・墓地の「ブラック・マジシャン」「マジシャン・オブ・ブラックカオス」の数×300攻撃力アップ |
幻想の見習い魔導師 | ・手札を1枚捨てて、手札から特殊召喚 ・召喚・特殊召喚成功時、デッキから「ブラック・マジシャン」1体サーチ ・手札・フィールドのこのカードを墓地へ送って、戦闘を行う自分の魔法使い族・闇属性モンスターの攻撃力・守備力2000アップ |
マジシャン・オブ・ブラック・イリュージョン | ・自分が相手ターンに魔法・罠カードの効果を発動した場合、手札から特殊召喚 ・モンスターゾーンで「ブラック・マジシャン」扱い ・自分が魔法・罠カードの効果を発動した場合、墓地の「ブラック・マジシャン」1体特殊召喚 |
守護神官マハード | ・このカードをドローした時、手札から特殊召喚 ・闇属性モンスターと戦闘を行うダメージステップの間、攻撃力倍 ・破壊された場合、手札・デッキ・墓地から「ブラック・マジシャン」1体を特殊召喚 |
合体竜ティマイオス | ・手札及び表側表示カードの中から、魔法使い族モンスター1体または「ブラック・マジシャン」魔法・罠カード1枚を墓地へ送って、手札から特殊召喚 ・自分手札・フィールドから融合素材モンスターを墓地へ送り融合召喚 |
- 「ブラック・マジシャン・ガール」は師弟構成にする場合に採用されます。
- 「幻想の見習い魔導師」はデッキから「ブラック・マジシャン」をサーチすることができます。攻撃力を上昇させる効果も、ステータスが低いブラマジデッキにおいては重宝します。
- 「マジシャン・オブ・ブラック・イリュージョン」は特殊召喚時点で「ブラック・マジシャン」扱いなので後述の「黒の魔導陣」の除外効果のトリガーにできます。ステータスは高くないですが、自身はレベル7なので「ブラック・マジシャン」を特殊召喚できる効果を使用して「幻想の黒魔導師」のX召喚につなげられます。
- ドローをトリガーに特殊召喚できる「守護神官マハード」は後述の「イリュージョン・オブ・カオス」や「魂のしもべ」でデッキトップに持ってくるとよいでしょう。「強欲な甕」といったカードの効果でドローした場合でも出せますが、「成金ゴブリン」のようにドロー後に効果処理が残るカードでドローした場合は特殊召喚できない点に注意しましょう。
- 「合体竜ティマイオス」は魔法使い族専用の「融合」を内蔵しています。「イリュージョン・オブ・カオス」でサーチもできるドラゴン族なので、融合モンスターの展開の幅が広がります。
儀式モンスター
「ブラック・マジシャン」儀式モンスターは2種。ともに「カオス・フォーム」で儀式召喚を行います。
カード名 | 効果 概要 |
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イリュージョン・オブ・カオス | ・手札のこのカードを相手に見せて、「ブラック・マジシャン」又はそのカード名が記されたモンスター1体をサーチし、手札を1枚デッキトップに戻す ・相手がモンスターの効果を発動した時、フィールドのこのカードを手札に戻し、墓地から「ブラック・マジシャン」1体を特殊召喚し、その効果を無効 |
マジシャン・オブ・カオス | ・フィールド・墓地で「ブラック・マジシャン」扱い ・魔法・罠カードの効果発動時、フィールドのカード1枚破壊 ・破壊された場合、手札から「カオス」儀式モンスター1体を召喚条件を無視して特殊召喚 |
カオス・フォーム | ・レベルの合計が儀式召喚するモンスターと同じになるように、手札・フィールドのモンスターをリリース or 墓地から「青眼の白龍」または「ブラック・マジシャン」を除外し、「カオス」儀式モンスター1体を儀式召喚 |
- 「イリュージョン・オブ・カオス」は「ブラック・マジシャン」モンスターを自由にサーチすることができ、「マジシャンズ・ロッド」をサーチすれば間接的に魔法・罠カードのサーチにもなります。さらに手札に来てしまった「守護神官マハード」をデッキトップに戻せるのがありがたいところです。
- 本格的な儀式要素を取り入れるなら「マジシャン・オブ・カオス」が挙がってきます。破壊時にカオス儀式モンスターを特殊召喚できるうえ、「ブラック・マジシャン」扱いなので蘇生しやすいのが強みです。「イリュージョン・オブ・カオス」と組み合わせてモンスター効果の妨害を狙うとよいでしょう。
EXモンスター
カード名 | 効果 概要 |
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超魔導師-ブラック・マジシャンズ | ・「ブラック・マジシャン」か「ブラック・マジシャン・ガール」+魔法使い族モンスターで融合召喚 ・魔法・罠カードの効果が発動した場合、1枚ドローし、それが魔法・罠カードだった場合セット可能。速攻魔法・罠カード場合、セットしたターンに発動可能 ・破壊された場合、「ブラック・マジシャン」「ブラック・マジシャン・ガール」を1体ずつ手札・デッキ・墓地から特殊召喚 |
超魔導戦士-マスター・オブ・カオス | ・「ブラック・マジシャン」+「カオス」儀式モンスターで融合召喚 ・融合召喚成功時、自分墓地の光・闇属性モンスター1体を特殊召喚 ・自分フィールドの光・闇属性モンスターを1体ずつリリースして相手フィールドのモンスターを全て除外 ・破壊された場合、自分墓地の魔法カード1枚サルベージ |
竜騎士ブラック・マジシャン | ・「ブラック・マジシャン」+ドラゴン族モンスターで融合召喚 ・フィールド・墓地で「ブラック・マジシャン」扱い ・自分フィールドの魔法・罠カードに相手の効果対象・効果破壊耐性付与 |
幻想の黒魔導師 | ・レベル7モンスター2体でX召喚 ・ランク6魔法使い族Xモンスターの上に重ねてX召喚可能 ・手札・デッキから魔法使い族の通常モンスター1体特殊召喚 ・魔法使い族の通常モンスターの攻撃宣言時、相手フィールドのカード1枚除外 |
- 最も場に出しやすいのが魔法使い族との融合の「超魔導師-ブラック・マジシャンズ」です。ドローと後続召喚により盤面の維持に有用です。
- 「超魔導戦士-マスター・オブ・カオス」は相手モンスターを全除外という強力な効果を持っています。コストとなる光属性は神官モンスターや「エフェクト・ヴェーラー」を使用すれば問題ありません。
- 「竜騎士ブラック・マジシャン」はフィールド・墓地で「ブラック・マジシャン」扱いになり、ブラマジデッキの弱点である魔法・罠カードの除去から守ってくれます。
- 「黒の魔導陣」状況下で「幻想の黒魔導師」を使用すれば、デッキから出した「ブラック・マジシャン」で1除外、攻撃することで1除外できます。
魔法・罠カード
テーマ内有用カード
カード名 | 効果 概要 |
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ティマイオスの眼 | ・自分フィールドの「ブラック・マジシャン」モンスター1体を融合素材として墓地へ送り融合召喚 |
黒・魔・導 | ・相手フィールドの魔法・罠カードを全て破壊 |
魂のしもべ | ・手札・デッキ・墓地から、「ブラック・マジシャン」関連カードを1枚デッキトップに置く ・墓地のこのカードを除外し、フィールド・墓地の「守護神官」モンスター、「ブラック・マジシャン」、「ブラック・マジシャン・ガール」の種類の数だけドロー |
黒魔術の秘儀 | ・「ブラック・マジシャン」又は「ブラック・マジシャン・ガール」を含む融合素材モンスターを自分の手札・フィールドから墓地へ送り、融合召喚 ・「ブラック・マジシャン」または「ブラック・マジシャン・ガール」を含む自分の手札・フィールドのモンスターをリリースし、儀式召喚 |
黒の魔導陣 | ・自分のデッキトップ3枚から「ブラック・マジシャン」のカード名が記された魔法・罠カード又は「ブラック・マジシャン」1枚手札に加える ・「ブラック・マジシャン」が召喚・特殊召喚された場合、相手フィールドのカード1枚除外 |
マジシャンズ・サルベーション | ・デッキから「永遠の魂」1枚をセット ・「ブラック・マジシャン」又は「ブラック・マジシャン・ガール」の召喚・特殊召喚成功時、「ブラック・マジシャン」又は「ブラック・マジシャン・ガール」1体を墓地から特殊召喚 |
マジシャンズ・ナビゲート | ・手札から「ブラック・マジシャン」1体特殊召喚し、デッキからレベル7以下の魔法使い族・闇属性モンスター1体特殊召喚 ・自分フィールドに「ブラック・マジシャン」が存在時、墓地のこのカードを除外し、相手フィールドの魔法・罠カード1枚の効果無効 |
永遠の魂 | ・手札・墓地から「ブラック・マジシャン」1体を特殊召喚 ・デッキから「黒・魔・導」又は「千本ナイフ」1枚サーチ ・「ブラック・マジシャン」に相手の効果耐性付与 ・表側のこのカードがフィールドから離れた場合、自分フィールドのモンスター全て破壊 |
- 「ティマイオスの眼」は「ブラック・マジシャン」1体だけで融合召喚できるのが強力である一方、テーマ内にサーチ手段がない点に注意。
- 「黒・魔・導」はサーチ手段が豊富なうえ、発動条件も満たしやすいので「ハーピィの羽帚」の代わりに採用するのもありです。
- 「魂のしもべ」はあらゆる場所からカードをデッキトップに置くことができるうえに複数枚ドローも可能な強力な効果を持っています。墓地からデッキトップに戻せるということは、1枚採用のカードを使いまわせるということでもあります。このカードにより多様なカードを採用しつつそれぞれに確実なアクセスが可能となります。
- 「黒魔術の秘儀」は融合と儀式を兼ねた効果を持ちます。速攻魔法なのでバトルフェイズに使えば追撃によるダメージを狙えます。「イリュージョン・オブ・カオス」でドラゴン族の「合体竜ティマイオス」を素材用にサーチしておくと融合モンスターの選択の幅が広がります。
- 「黒の魔導陣」による手札補充はランダム性があるので「魂のしもべ」でデッキトップ操作を行っておきたいところです。
- 「マジシャンズ・ナビゲート」は手札から特殊召喚を行う性質上、通常の「ブラック・マジシャン」を握っている必要がありますが、後続で「幻想の見習い魔導師」を特殊召喚すれば「ブラック・マジシャン」を補給できるのでアドバンテージにつながります。効果②は天敵である「ハーピィの羽帚」を無効にできるので使用後も安心です。
- 「永遠の魂」は盤面形成には欠かせない供給札です。真っ先に狙われるはずなので「竜騎士ブラック・マジシャン」や「マジシャンズ・ナビゲート」を駆使して防衛していきます。
師弟構築専用カード
「ブラック・マジシャン・ガール」を採用することで師弟専用サポートカードが使えるようになります。
カード名 | 効果 概要 |
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黒・魔・導・爆・裂・破 | ・自分フィールドに「ブラック・マジシャン・ガール」モンスター存在時、相手フィールドの表側表示モンスターを全て破壊 |
黒・爆・裂・破・魔・導 | ・自分フィールドに元々のカード名が「ブラック・マジシャン」と「ブラック・マジシャン・ガール」となるモンスター時、相手フィールドのカードを全て破壊 |
師弟の絆 | ・自分フィールドに「ブラック・マジシャン」が存在時、手札・デッキ・墓地から「ブラック・マジシャン・ガール」1体を選んで特殊召喚し、デッキから「黒・魔・導」「黒・魔・導・爆・裂・破」「黒・爆・裂・破・魔・導」「黒・魔・導・連・弾」のいずれか1枚セット |
マジシャンズ・コンビネーション | ・魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、自分フィールドの「ブラック・マジシャン」又は「ブラック・マジシャン・ガール」1体をリリースし、手札・墓地から「ブラック・マジシャン」又は「ブラック・マジシャン・ガール」1体を特殊召喚し、その効果を無効 ・表側表示のこのカードが墓地へ送られた場合、フィールドのカード1枚選択破壊 |
- 「黒・爆・裂・破・魔・導」は相手フィールドを全破壊するロマンに満ちた強力な効果です。それゆえ元々のカード名が場に揃っていなければ発動できない条件付きです。
- 「師弟の絆」は元々のカード名が「ブラック・マジシャン」でなくとも発動できます。どこからでも「ブラック・マジシャン・ガール」を呼べるうえ、技カードのサーチも可能です。このカードにより単体ではパワー不足の「ブラック・マジシャン・ガール」の採用を1枚に抑えることができます。
- 「マジシャンズ・コンビネーション」は万能無効札となります。先述のサポートカードを駆使すればフィールドと墓地に師弟をそろえるのは難しくないでしょう。
相性の良いカード
モンスター
カード名 | 効果 |
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E・HERO プリズマー | ・エクストラデッキの融合モンスター1体を相手に見せ、その融合素材モンスター1体をデッキから墓地へ送って、墓地へ送ったモンスターと同名カード化 |
沈黙の魔術師-サイレント・マジシャン | ・自分フィールドの魔法使い族モンスター1体をリリースして特殊召喚 ・手札の数×500攻撃力アップ ・魔法カードの発動を無効 |
ウィッチクラフトゴーレム・アルル | ・自分フィールドの魔法使い族モンスターが相手の効果対象or攻撃対象に選択された時、手札から特殊召喚&相手フィールドのカード1枚バウンズ ・相手スタンバイフェイズ時、手札に戻る |
- 「E・HERO プリズマー」は「ブラック・マジシャン」を墓地に送りつつ自身を「ブラック・マジシャン」化できます。融合展開のサポート、墓地肥し、「技名」カードの発動条件を満たすのに活用できます。
- 手札補充を頻繁に行えるブラマジデッキでは「沈黙の魔術師-サイレント・マジシャン」は高火力のアタッカーとして活用できます。魔法無効効果も盤面維持に重宝します。
- 魔法使い族中心なので「ウィッチクラフトゴーレム・アルル」による奇襲バウンズが可能です。ブラマジデッキは魔法・罠ゾーンが埋まりやすいので手札から打てるのは非常に相性が良いです。
- 上記のサポートカードはいずれも光属性なので「超魔導戦士-マスター・オブ・カオス」の発動コストとしても使えます。
EXモンスター
カード名 | 効果 |
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フルール・ド・バロネス | ・フィールドのカード1枚破壊 ・魔法・罠・モンスターの効果の発動を無効にし破壊 ・スタンバイフェイズにこのカードをEXデッキに戻し、墓地のレベル9以下のモンスター1体特殊召喚 |
No.11 ビッグ・アイ | ・レベル7モンスター2体でX召喚 ・相手モンスターのコントロール奪取 |
ガーディアン・キマイラ | ・カード名が異なるモンスター3体で融合召喚 ・手札と自分フィールドのモンスターのみをそれぞれ素材とした融合召喚のみ可能 ・魔法カードの効果で融合召喚した場合、手札で融合素材としたカードの数だけドロー&フィールドで融合素材としたカードの数だけ相手フィールドのカードを選択破壊破壊 ・自分墓地に「融合」存在時、相手の効果対象耐性 |
ミュステリオンの竜冠 | ・魔法使い族モンスター+ドラゴン族モンスターで融合召喚 ・除外されている自分のカードの数×100攻撃力ダウン ・発動したモンスターの効果によって、そのモンスター又はそのモンスターと同種族モンスターが特殊召喚された場合、その特殊召喚されたモンスター及びそのモンスターと同種族のフィールドのモンスターを全て除外 |
クインテット・マジシャン | ・魔法使い族モンスター×5 ・5種類を素材として融合召喚した場合、相手フィールドのカードを全て破壊 ・モンスターゾーンに存在する限り、リリース不可、融合素材不可、効果破壊耐性 |
リンク・スパイダー | ・通常モンスター1体でリンク召喚 ・手札からレベル4以下の通常モンスター1体をリンク先に特殊召喚 |
聖魔の乙女アルテミス | ・レベル4以下の魔法使い族モンスター1体でリンク召喚 ・「マギストス」関連効果 |
見習い魔嬢 | ・闇属性モンスター2体でリンク召喚 ・闇属性モンスターの攻撃力・守備力は500アップ、光属性モンスターの攻撃力・守備力は400ダウン ・破壊された場合、自分墓地の闇属性モンスター1体をサルベージ |
- 「ブラック・マジシャン」はレベル7なので「灰流うらら」とチューニングして「フルール・ド・バロネス」をシンクロ召喚しやすいです。
- レベル7モンスターをそろえやすいので「No.11 ビッグ・アイ」もX要員としておすすめです。
- 「ガーディアン・キマイラ」と「ミュステリオンの竜冠」も「黒魔術の秘儀」で出すことができます。「ガーディアン・キマイラ」の効果は魔法カードによる融合召喚が条件なので「合体竜ティマイオス」で出さないようにしましょう。「ミュステリオンの竜冠」は種族統一系のデッキに対して強力なメタとなります。
- 「クインテット・マジシャン」魔法使い族では突出した攻撃力を誇るモンスターです。「黒魔術の秘儀」で追撃できればゲームエンドまでもっていくことができます。全破壊効果を使用するには5種類を素材としなければならない点に注意です。
- 「リンク・スパイダー」では「ブラック・マジシャン」を、「聖魔の乙女アルテミス」では「マジシャンズ・ロッド」をそのリンク召喚によって墓地に送ります。
- 「見習い魔嬢」も墓地送りのための要員となりますが、「ブラック・マジシャン」を3000打点までもっていけるので戦闘面で重要なサポートとなります。
魔法・罠除去カード
カード名 | 効果 |
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円融魔術 | ・自分フィールド・墓地から、魔法使い族の融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを除外し、融合召喚 |
融合派兵 | ・発動後は融合モンスターしか特殊召喚できない ・EXデッキの融合モンスター1体を相手に見せ、その融合素材モンスター1体を手札・デッキから特殊召喚 |
儀式の準備 | ・デッキからレベル7以下の儀式モンスターをサーチし、墓地から儀式魔法カードサルベージ |
超自然警戒区域 | ・効果モンスター以外のモンスターが特殊召喚時、相手フィールドのカード1枚破壊 ・相手の効果で破壊された場合、手札・デッキ・墓地から効果モンスター以外のモンスター1体特殊召喚 |
魔術師の右手 | ・自分フィールドに魔法使い族モンスターが存在時、相手が発動した魔法カードの効果を無効にして破壊 |
魔法族の里 | ・自分フィールドに魔法使い族モンスター存在時、相手は魔法カードを発動不可 ・自分フィールドに魔法使い族モンスター不在時、自分は魔法カードを発動不可 |
- 「円融魔術」は墓地にたまったモンスターを融合素材として余すことなく活用できます。素材の重い「クインテット・マジシャン」を出すのにも適しています。
- 「融合派兵」は「黒の魔導陣」状況下で打てば除去札としても活用できます。
- 「儀式の準備」⇒「イリュージョン・オブ・カオス」⇒「マジシャンズ・ロッド」、とつなげていくことができます。
- 「超自然警戒区域」は通常の「ブラック・マジシャン」の特殊召喚に反応して破壊除去を行います。
- 「魔術師の右手」と「魔法族の里」は制圧力を高めるために有用です。「魔法族の里」を張るだけで積むデッキも少なくありません。
展開方法
「ブラック・マジシャン」デッキは基本方針は「黒の魔導陣」と「永遠の魂」をフィールドに揃えて相手カードの除外を行うことです。
展開例
<「マジシャンズ・ロッド」を初動に、相手ターンに手札から「ブラック・マジシャン」を出して除外を狙う展開>
- 「マジシャンズ・ロッド」を召喚し、「黒の魔導陣」をサーチ
- 「マジシャンズ・ロッド」を素材に「聖魔の乙女アルテミス」をリンク召喚
- 「黒の魔導陣」を発動し、デッキトップ3枚からサーチ(「マジシャンズ・サルベーション」と仮定)
- 「マジシャンズ・サルベーション」を発動し、「永遠の魂」をサーチしセットしターンエンド
- 相手ターンに「永遠の魂」を発動し、手札から「ブラック・マジシャン」特殊召喚
- 「黒の魔導陣」の誘発効果で相手フィールドのカードを除外
- 「ブラック・マジシャン」をリリースし墓地の「マジシャンズ・ロッド」の効果で自己蘇生
- やや地味な所作でありますが、毎ターンフリーチェーンで除外妨害を入れられるので相手のキーカードを的確に狙って徐々に引き離していきましょう。「ブラック・マジシャン」扱いとなる「竜騎士ブラック・マジシャン」を使用すれば魔法・罠カードを守りつつ除外妨害ができます。
弱点と対策
「永遠の魂」が離れた時の自分モンスター全壊という最大のデメリットがあります。文句なしに「ハーピィの羽帚」や「ライトニング・ストーム」といった全体除去が天敵となります。それとターン中にデッキからカードを複数枚持ってこないと健全な盤面を築くのが難しいため、「ドロール・ロック・バード」や「ライオウ」でサーチロックをかけられると展開が止まってしまうことがあります。
まとめ
以上、「ブラック・マジシャン」デッキの解説でした。
「ブラック・マジシャン」といっても師弟のシナジーを中心とするスタイルもあれば、ドラゴン族要素を取り入れた融合中心のスタイルもあり、自由に自分好みのものに仕上げていくことができます。同時に複数の要素を入れすぎてデッキが重く回らなくならないように気を付けましょう。
この記事が「ブラック・マジシャン」デッキ構築の参考になれば幸いです。
ご閲読ありがとうございました。
遊戯王OCG デュエルモンスターズ QUARTER CENTURY CHRONICLE side:UNITY 価格:8800円 |