天盃龍(てんぱいりゅう)デッキの解説・相性の良いカード・対策方法まとめ【遊戯王OCG】

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炎属性のテーマが熱い今日この頃。今回は「LEGACY OF DESTRUCTION」で初登場した「天盃龍(てんぱいりゅう)」テーマのカード解説と回し方、相性の良いカードを紹介します。

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「天盃龍」デッキの特徴

  • モンスターは炎属性・ドラゴン族で統一
  • シンクロ召喚中心
  • 複数体攻撃からシンクロ召喚につなげてワンキル級の火力が出せる

「天盃龍」デッキにおける主要カード

「天盃龍」下級モンスター

以下3つの「天盃龍」下級モンスターは自分・相手バトルフェイズに、自身を含む自分フィールドのモンスターを素材にS召喚を行う」という共通効果を持っています。誘発即時効果(スペルスピード2)なので相手の妨害からエスケープしつつ強力なモンスターを展開する動きができます。

  • 「天盃龍チュンドラ」は緩い条件で手札から特殊召喚できるチューナーです。ダメステ時にサポート効果を持つ「天盃龍」モンスターをリクルートすれば安全に攻撃回数を稼ぎつつシンクロ召喚につなげられます。
  • 初動札である「天盃龍パイドラ」でキーカードである「盃満ちる燦幻荘」を優先的にサーチします。サーチした魔法カードで新たなサーチを行い、結果としてこのカードと「天盃龍チュンドラ」「幻禄の天盃龍」を並べた基本的な盤面を形成することができます。
  • 「天盃龍ファドラ」の蘇生効果でシンクロ素材にしたモンスターを吊り上げることで再びシンクロ召喚を狙うことができます。
  • 「幻禄の天盃龍」は共通効果を持ちませんが、後述する「燦幻開門」と相性がよく、サーチ後に特殊召喚し「天盃龍」モンスターを特殊召喚すれば、召喚権を使わずにシンクロ召喚につなげることができます。

「天盃龍」シンクロモンスター

テーマ内のシンクロモンスターはレベル7と10で1種ずつです。「トライデント・ドラギオン」のリメイク的な存在になっており、自己蘇生後カードを1枚破壊する効果を持ちますが、カード名称についてデュエル中1回なので勝負を確実に決めたいときに使いましょう。

  • 「燦幻昇龍バイデント・ドラギオン」のモンスター吊り上げ効果によってレベル10シンクロにつなげることができます。先行で出せた場合は「天球の聖刻印」につなげてターンを終えるのもありです。
  • 「燦幻超龍トランセンド・ドラギオン」は相手の攻撃を強制する効果を持ちます。さらにバトルフェイズ中に相手の効果発動を制約できるため、自分ターンでゲームエンドまで持ち込むことはもちろん、相手バトルフェイズにシンクロ召喚に成功すれば相手ターンでも大ダメージを与えることが可能です。

「天盃龍」魔法カード

  • 「盃満ちる燦幻荘」は耐性付与によって手札誘発などのあらゆる妨害を無力化しつつ安全にモンスター効果を通していく事ができます。さらに展開札のサーチによってほぼ確実に大ダメージに向けた盤面を形成できる非常に強力カードです。まずはこのカードを真っ先に持ってきましょう。
  • 「燦幻開門」もサーチと展開を兼ねたカードです。裁定では、バトルフェイズで発動した場合、上の●から効果処理を行うので、サーチしたモンスターをそのまま展開することができます。ドロー以外で手札に加わると特殊召喚できる「幻禄の天盃龍」とも相性が良いです。
  • 「燦幻開花」はメインフェイズを強制終了される強力な効果を持っていますが、相手依存かつ光属性の「天球の聖刻印」と併用できない点に注意です。

相性の良いカード

魔法・罠除去カード

ワンキル率を高めるために以下のカードでバック除去を行うとよいでしょう

  • 全体破壊は文句なしに強力ですが、2枚破壊にとどまるものの墓地肥やしとエンドサイクができる「ツインツイスター」もおすすめです。

「天盃龍」テーマは攻撃してこそ威力を発揮するので、先行になった場合は強力な制圧盤面を作るよりも、以下のカードで相手に縛りをかけるなどして相手の制圧を阻止し、有利に次のターンを迎える事に注力するのがよいでしょう。

  • 手札で腐った場合は「盃満ちる燦幻荘」でキーカードと交換することができます。

展開支援できるカード

  • 「テラ・フォーミング」はフィールド魔法サーチの基本です。
  • 「盆回し」は「灰流うらら」に妨害されることなく「盃満ちる燦幻荘」を引っ張ってこれます。もう一種のフィールド魔法は素引きしても使用できる「チキンレース」がおすすめです。
  • 「仮面竜」は自爆特攻から展開に持っていくのも、先行時にセットして地雷にするのもできます。
  • 光属性の手札誘発を多めに積む構築であれば、ドラゴン族をサーチできる「深淵の獣マグナムート」の採用余地もあります。効果使用後の「天球の聖刻印」をコストにできれば無駄がありません。
  • 「ブラック・ローズ・ドラゴン」および「ブラッド・ローズ・ドラゴン」は強力な全体除去効果を持っており「盃満ちる燦幻荘」が場に出ていればそれをほぼ通すことができます。
  • 「トライデント・ドラギオン」「盃満ちる燦幻荘」を破壊すれば最大6000×3回攻撃が可能となります。
  • 「オッドアイズ・メテオバースト・ドラゴン」を出しておけば、バトルフェイズで相手はモンスター効果の発動ができなくなります。モンスター中心で構成されるデッキにはめっぽう刺さります。
  • 「フルール・ド・バロネス」は汎用レベル10シンクロとしておすすめです。
  • 「天球の聖刻印」を先行時に立てておくことで相手ターンで妨害と展開ができます。対象を取らないバウンズに加え、リクルート効果で「天盃龍ファドラ」を出して墓地から素材モンスター蘇生し「ブラック・ローズ・ドラゴン」でシンクロ召喚できるのが強力です。「墓穴の指名者」が天敵なので防衛用に「屋敷わらし」を採用するのもありです。

展開方法

序盤展開の要となる「天盃龍パイドラ」を使用した展開例を紹介します。

後攻展開

  1. 「天盃龍パイドラ」を召喚し、「盃満ちる燦幻荘」をサーチし発動
  2. 「盃満ちる燦幻荘」「天盃龍チュンドラ」をサーチ
  3. 「天盃龍チュンドラ」を手札から特殊召喚しバトルフェイズへ
  4. 「天盃龍パイドラ」の攻撃宣言時、「天盃龍チュンドラ」の効果で「天盃龍ファドラ」をリクルート
  5. 「天盃龍チュンドラ」の攻撃宣言時、「天盃龍チュンドラ」の効果で「天盃龍パイドラ」とともに素材になり 「燦幻昇龍バイデント・ドラギオン」をシンクロ召喚
  6. 「燦幻昇龍バイデント・ドラギオン」の効果で 「天盃龍パイドラ」 を蘇生
  7. 「燦幻昇龍バイデント・ドラギオン」「天盃龍パイドラ」 は攻撃宣言
  8. 「天盃龍パイドラ」の効果で 「燦幻昇龍バイデント・ドラギオン」とともに素材になり「燦幻超龍トランセンド・ドラギオン」をシンクロ召喚
  9. 「燦幻超龍トランセンド・ドラギオン」の攻撃宣言時、「天盃龍ファドラ」の効果で「天盃龍パイドラ」を蘇生
  10. 墓地から「燦幻昇龍バイデント・ドラギオン」を自己蘇生
  11. 「天盃龍ファドラ」の効果で「燦幻昇龍バイデント・ドラギオン」とともに素材になり「トライデント・ドラギオン」をシンクロ召喚
  12. 「トライデント・ドラギオン」の効果で「盃満ちる燦幻荘」含む2枚破壊
  13. 「盃満ちる燦幻荘」の効果で「トライデント・ドラギオン」の攻撃力を倍化
  14. 「トライデント・ドラギオン」で三回攻撃宣言
  • 初手札が「盃満ちる燦幻荘」であれば、「盃満ちる燦幻荘」「天盃龍パイドラ」「燦幻開門」「天盃龍チュンドラ」とつなげていくことでと同様の盤面をつくることができます。
  • 事前に相手のバック除去などしておくと安定性が一層高まります。

先行展開例 

  1. 「天盃龍パイドラ」を召喚し、「盃満ちる燦幻荘」をサーチして発動
  2. 「盃満ちる燦幻荘」の効果で「天盃龍チュンドラ」をサーチして特殊召喚
  3. 「天盃龍パイドラ」「天盃龍チュンドラ」を素材にして「燦幻昇龍バイデント・ドラギオン」をシンクロ召喚
  4. 「燦幻昇龍バイデント・ドラギオン」の効果で「天盃龍チュンドラ」を蘇生
  5. 「燦幻昇龍バイデント・ドラギオン」「天盃龍チュンドラ」を素材に「天球の聖刻印」をリンク召喚してターンエンド
  • 「盃満ちる燦幻荘」「天球の聖刻印」が存在するので、相手メインフェイズで妨害と展開が一挙にできます。
  • 「天球の聖刻印」「天盃龍ファドラ」をリクルートすれば、墓地から素材を吊り上げてレベル7シンクロ召喚につなげることができます。バトルフェイズ中であれば先述の後攻展開の流れで「燦幻超龍トランセンド・ドラギオン」まで出して迎撃を狙うこともできます。

弱点と対策

バトルフェイズを無力化するカードやプレイヤーに対して特殊召喚を制限するカード、永続妨害・耐性持ちモンスターを出されると相手のダメージを与えることが厳しくなります。例えば、「和睦の使者」を打たれると、戦闘はできても破壊とダメージが発生しなくなりますし、「次元障壁」でシンクロ召喚を制限されると展開が中途半端に終わらされてしまいます。加えて「天盃龍」テーマは除去手段が少ないので、「I:Pマスカレーナ」を素材にした「双穹の騎士アストラム」といった耐性持ちモンスターを出されると突破できず積んでしまいます。

まとめ

以上、「天盃龍」デッキの解説でした。

連続攻撃や攻撃力倍加により「天盃龍」テーマは類を見ないほどの高火力を出す事が可能になっています。戦闘重視で後攻に強いデッキを作りたい人には非常におすすめできるテーマです。

この記事が「天盃龍」デッキ構築の参考になれば幸いです。

ご閲読ありがとうございました。

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