ブルーアイズ(青眼)デッキの解説・相性の良いカード・対策方法まとめ【遊戯王OCG】

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初期原作に初登場しながらも幾多の強化を経て、現代OCGでも十分な存在感をみせる遊戯王の代表的テーマ。
今回はブルーアイズデッキの解説と立ち回り、相性の良いカードを紹介していきます。

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ブルーアイズデッキの特徴

  • 「青き眼」の下級魔法使い族と「ブルーアイズ」のドラゴン族を中心とした2族構成
  • 高い攻撃力と万能妨害による高い侵略性
  • 融合、シンクロ、X、多様な展開ルート
  • テーマ内カードプールが豊富 オリジナリティあるデッキが作れる

ブルーアイズデッキにおける主要カード

青眼の白龍

高い攻撃力を誇る伝説のドラゴン。どんな相手でも粉砕する、その破壊力は計り知れない。

引用元:遊戯王OCGデュエルモンスターズ カードデータベース

遊戯王の主役ともいえるカード。テーマ内においての要であり、融合・シンクロ素材としても効果の使用条件としてもこのカードを参照にして展開を行います。通常モンスターでありますが、攻守のステータスは高く、サポートカードでフィールド展開しやすく十分に活躍してくれます。

「ブルーアイズ」関連下級モンスター

ブルーアイズ関連の下級モンスターの多くは光属性・レベル1・魔法使い族・チューナーで統一されています。多岐にわたるなか、比較的有用性のあるカードは以下の通りです。

  • 受け身の誘発効果をもつ「乙女」に対し、「賢士」は召喚時誘発効果をもつので能動的に効果を使用することができます。「乙女」に対し「賢士」の効果を使用すればデッキから「青眼の白龍」を含む「ブルーアイズ」モンスターを2体並べることができます
  • 「ロード・オブ・ドラゴン-ドラゴンの独裁者-」は発動コストとして「青眼の白龍」をデッキから墓地へ送るので「灰流うらら」で無効にされる心配はありません。属性が闇なので、カオス要素を盛り込む場合にも重宝します。
  • 2種の「白石」は、リンク素材や手札コスト、デッキから墓地に送って容易に発動させることができます。

「ブルーアイズ」モンスター

  • 「ブルーアイズ・ジェット・ドラゴン」を2体並べることで相互に破壊耐性を付すことができます。
  • 唯一のバック除去ができる「白き霊龍」は、墓地では通常モンスター扱いなので「蒼眼の銀龍」で蘇生させたり、「龍の霊廟」の追加効果を使用することができます。
  • 「深淵の青眼龍」1枚で融合・儀式条件がほぼ整います。除去されたとしても、自分ターンに素材にしても、効果③によってダメージの底上げを果たしてくれます。

「カオス・フォーム」と「ブルーアイズ」儀式モンスター

  • 「ブルーアイズ・カオス・MAX・ドラゴン」は貫通ダメージの2倍を与えることができます。「深淵の青眼龍」で攻撃力を上昇させれば、守備力1000以下の守備表示モンスターとともに相手プレイヤーを1撃で粉砕することができます。

「ブルーアイズ」EXモンスター

チューナーの数は豊富なところ、「ブルーアイズ」シンクロモンスターは1体のみです。

  • 「青眼の精霊龍」はフリーチェーンでEXデッキから光属性・ドラゴン族モンスターを特殊召喚できるため、状況に合わせて攻めと守りが可能です。墓地発動効果を無効にする墓地メタカードでもあります。
  • ダメージ重視であれば3回攻撃可能な「真青眼の究極竜」、盤面の挽回であれば3枚まで破壊可能な「青眼の究極亜竜」の融合召喚を狙いたいところ。素材に指定があるので、序盤から意識して「青眼の(亜)白龍」を集めておく必要があります。

「ブルーアイズ」関連魔法・罠カード

汎用性のあるもの

  • 「ビンゴマシーンGO!GO!」は下級モンスターのサーチはできない点に注意です。
  • デッキに戻して融合する「究極融合」を使用する際は、「青眼の白龍」を戻しすぎて「ブルーアイズ・ジェット・ドラゴン」などの発動条件を失わないよう気を付けましょう。
  • 「真の光」のデメリット効果③は除外やバウンズでは発動しません。相手の破壊除去からは「ブルーアイズ・ジェット・ドラゴン」で防衛するとよいでしょう。

相性の良いカード

EXモンスター

「青眼の精霊龍」からつなげられるシンクロモンスター

「青眼の精霊龍」を経由することで出せるシンクロモンスター達です。

  • 「蒼眼の銀龍」「閃珖竜 スターダスト」「青眼の精霊龍」の効果による破壊を回避することができます。
  • 除去担当として「月華竜 ブラック・ローズ」「ライトロード・アーク ミカエル」が挙がってきます。レベル7なので、テーマ内のチューナーとレベル8シンクロ、「灰流うらら」とレベル10シンクロを狙えます。なるべく自壊させる前に有効利用しましょう。
  • 手札にチューナーモンスターがあれば、「エンシェント・フェアリー・ドラゴン」の効果で追加召喚し「エンシェント・フェアリー・ドラゴン」と素材になりレベル8シンクロ召喚ができます。モンスター効果を無効にできる「クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン」を正規シンクロ召喚すれば一層強固な盤面になります。

レベル9シンクロモンスター

チューナーの数に対して「ブルーアイズ」シンクロモンスターは1つのみなので、汎用的なレベル9シンクロモンスターを引っ張ってくると良いでしょう。

Xモンスター

「ブルーアイズ」デッキではレベル8モンスターを容易に繰り出すことができるので、X展開につなげていくのもおすすめです。注意点として、モンスターがX素材状態のときはその不在を意味するので、「青眼の白龍」の存在を効果使用の条件にするカードが使用不可にならないよう気を付けましょう。

  • 「No.97 龍影神ドラッグラビオン」「No.100 ヌメロン・ドラゴン」はワンキル要員となります。「No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー」は場に出して使用しても、「No.100 ヌメロン・ドラゴン」の素材にしてもいいでしょう。

リンクモンスター

  • 「リンクリボー」「ストライカー・ドラゴン」は、そのリンク召喚によって白石を墓地に送るために利用できます。
  • レベル8モンスターの展開が主となるので、効果破壊耐性&対象耐性をもつ「混沌の戦士 カオス・ソルジャー」を立てることができます。

ドロー強化&デッキサーチカード

以下のカードを用いながらサーチと墓地肥しを同時に行っていきます。

その他相性の良いカード

  • 汎用手札誘発の代表格である「エフェクト・ヴェーラー」は、「青き眼の賢士」でサーチすることができるので、ブルーアイズデッキでは効果以外の面でとても相性がよいです。
  • 融合主体にするなら「E・HERO プリズマー」が優秀です。「青眼の白龍」を墓地におくりつつ、自身も「青眼の白龍」になることができるので「究極融合」の素材2つ分となることができます。
  • 「ロード・オブ・ドラゴン-ドラゴンの独裁者-」が闇属性なので「混源龍レヴィオニア」の各効果を使用しやくなっています。
  • 「復活の福音」の効果②で「青眼の精霊龍」による自壊を回避することができます。
  • 「星雲龍ネビュラ」で手札の「ブルーアイズ」モンスターを場に出すことができるのでX召喚の展開札として優秀です。
  • 儀式青眼で使用可能な「高等儀式術」はデッキから「青眼の白龍」を墓地に送る役割もあります。「カオス」儀式モンスターとセットで採用するとよいでしょう。
  • ステータスの低い相手には、「スキルドレイン」を使用して戦闘勝負も持ち込むのもありです。

基本展開&立ち回り

基本的な展開はいたってシンプルです。「トレード・イン」「ドラゴン・目覚めの旋律」はあるだけ使って、「石」は墓地に投げて、「白き霊龍」「青眼の亜白龍」でフィールド壊して、や「ブルーアイズ・ジェット・ドラゴン」で攻撃して、というだけでも十分強力です。ここではEXデッキを使用した展開を中心に紹介します。

① 「E・HERO プリズマー」を使った節約ワンキル

手札3枚でできるワンキルです。

  1. 「E・HERO プリズマー」の効果で「青眼の白龍」を墓地へ&自身を「青眼の白龍」
  2. 「究極融合」を発動し「E・HERO プリズマー(青眼の白龍)」「青眼の白龍」2体を素材に「真青眼の究極竜」を融合召喚
  3. 「究極融合」の追加効果でフィールドの表側カード1枚破壊
  4. 「真青眼の究極竜」で2~3回攻撃

「青眼の白龍」となった「E・HERO プリズマー」を素材にしても「究極融合」の破壊効果を適用できます。ブルーアイズデッキではサーチ手段豊富なので3体目の「青眼の白龍」も簡単に用意できます。

② 「青眼の亜白龍」と「ブルーアイズ・ジェット・ドラゴン」でX召喚してワンキル

相手フィールドにモンスターが1体の場合に可能です。

  1. 「青眼の亜白龍」で相手モンスター破壊&「ブルーアイズ・ジェット・ドラゴン」特殊召喚
  2. 「青眼の亜白龍」「ブルーアイズ・ジェット・ドラゴン」を素材に「No.97 龍影神ドラッグラビオン」X召喚
  3. 「No.97 龍影神ドラッグラビオン」の効果で「No.100 ヌメロン・ドラゴン」特殊召喚
  4. 「No.100 ヌメロン・ドラゴン」の効果で自身の攻撃力上昇(9000)&攻撃

自身を素材として供給してくれる「ブルーアイズ・ジェット・ドラゴン」がX展開をサポートしてくれます。

③ 「青眼の精霊龍」を経由して「クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン」

  1. 「青き眼の賢士」を召喚してデッキから「光属性・レベル1・チューナー」Aサーチ
  2. 「青眼の亜白龍」を特殊召喚して「青き眼の賢士」と素材になり「青眼の精霊龍」シンクロ召喚
  3. 「青眼の精霊龍」の効果で自身をリリースして「エンシェント・フェアリー・ドラゴン」特殊召喚
  4. 「エンシェント・フェアリー・ドラゴン」の効果で「光属性・レベル1・チューナー」Aを召喚
  5. 「エンシェント・フェアリー・ドラゴン」「光属性・レベル1・チューナー」Aを素材に「クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン」をシンクロ召喚

肝心なのは、フィールドに「エンシェント・フェアリー・ドラゴン」がいて手札に「光属性・レベル1・チューナー」がいることです。「ワンチャン!?」を使用すれば一層出しやすくなります。

④ 「ロード・オブ・ドラゴン-ドラゴンの独裁者-」を活用した展開

「ロード・オブ・ドラゴン-ドラゴンの独裁者-」は特殊召喚コストとして「青眼の白龍」を墓地に送るだけでなく、手札に来ると腐りがちだった「白き霊龍」「深淵の青眼龍」を、墓地を経由させて特殊召喚することで余すことなくその効果を使用可能にしてくれます。また先述の通り、闇属性である要素を活かしてカオスモンスターの召喚コストにすることも可能です。「ビンゴマシーンGO!GO!」には対応していませんが、デッキ圧縮が頻発するブルーアイズデッキでは割り切りましょう。

弱点

「ブルーアイズ」デッキの上級モンスターは主に特殊召喚で出すので、特殊召喚を封じる「結界像」モンスターを1体でも出されてしまうと展開できなくなってしまいます。下級モンスターのステータスは低くいので、相手モンスターを戦闘破壊するのも厳しいでしょう。加えて、墓地からのリソース回復を封じる「王家の眠る谷-ネクロバレー」「青眼の白龍」を除外する「マクロコスモス」「D.D.クロウ」といったカードが天敵といえます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「ブルーアイズ」関連カードはカードプールが豊富で可能性に満ちたテーマですが、最上級モンスターをデッキに複数積むという宿命があり、必然的にその重さをケアするカードも採用しなければなりません。あれもこれも「ブルーアイズ」カードを投入してしまうと、手札事故を招いたり、状況にあわせた展開ができなくなることがあります。儀式、シンクロ、融合、X、すべての要素を詰め込むより、ある程度主軸とする展開を定めたデッキ構成にすると安定するでしょう。

この記事が「ブルーアイズ」デッキ構築の参考になれば幸いです。
ご閲覧ありがとうございました。

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