ブラック・マジシャンデッキの解説・相性の良いカード・対策方法まとめ【遊戯王OCG】

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原作のエースカードとして名高い「ブラック・マジシャン」。今回は「ブラック・マジシャン」デッキの解説と回し方、相性の良いカードを紹介します。

遊戯王OCG デュエルモンスターズ QUARTER CENTURY CHRONICLE side:UNITY

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「ブラック・マジシャン」デッキの特徴

  • 闇属性・魔法使い族モンスターが中心でドラゴン族ともシナジーあり
  • 除外除去の「黒の魔導陣」とリソース回復の「永遠の魂」で攻めと守りが同時に可能
  • カードプールが豊富なので自分に合ったスタイルでデッキ構築可能

「ブラック・マジシャン」デッキにおける主要カード

「ブラック・マジシャン」

魔法使いとしては、攻撃力・守備力ともに最高クラス。

引用元:遊戯王OCGカードデータベース

 本テーマの要となるモンスターカードです。原作においては「青眼の白龍」と対になるモンスターであり遊戯王の主役ともいえる存在で、OCGにおいても多くのサポートカードの登場により強力なテーマとして活躍できるようになりました。

下級モンスター

  • ダメージをトリガーにマジシャンを特殊召喚できる「マジクリボー」はやや受け身型です。あえてステータスの低いモンスターで戦闘ダメージを受けに行って発動させることもできます。リクルート効果は相手プレイヤーへのけん制にもなるでしょう。
  • 「マジシャンズ・ソウルズ」は能動的にマジシャンを特殊召喚できます。発動コストでデッキから墓地に送り、特殊召喚は墓地からなので「灰流うらら」で無効にされないのが強みです。効果②ではダブったカードをドローに変換させるので無駄がありません。
  • 初動札として最も重要なのが「マジシャンズ・ロッド」です。盤面形成に必要な魔法・罠カードを引っ張ってきます。効果②を使用するためにはリンク召喚を活用するとよいでしょう。

上級モンスター

  • 「ブラック・マジシャン・ガール」は師弟構成にする場合に採用されます。
  • 「幻想の見習い魔導師」はデッキから「ブラック・マジシャン」をサーチすることができます。攻撃力を上昇させる効果も、ステータスが低いブラマジデッキにおいては重宝します。
  • 「マジシャン・オブ・ブラック・イリュージョン」は特殊召喚時点で「ブラック・マジシャン」扱いなので後述の「黒の魔導陣」の除外効果のトリガーにできます。ステータスは高くないですが、自身はレベル7なので「ブラック・マジシャン」を特殊召喚できる効果を使用して「幻想の黒魔導師」のX召喚につなげられます。
  • ドローをトリガーに特殊召喚できる「守護神官マハード」は後述の「イリュージョン・オブ・カオス」「魂のしもべ」でデッキトップに持ってくるとよいでしょう。「強欲な甕」といったカードの効果でドローした場合でも出せますが、「成金ゴブリン」のようにドロー後に効果処理が残るカードでドローした場合は特殊召喚できない点に注意しましょう。
  • 「合体竜ティマイオス」は魔法使い族専用の「融合」を内蔵しています。「イリュージョン・オブ・カオス」でサーチもできるドラゴン族なので、融合モンスターの展開の幅が広がります。

儀式モンスター

「ブラック・マジシャン」儀式モンスターは2種。ともに「カオス・フォーム」で儀式召喚を行います。

  • 「イリュージョン・オブ・カオス」は「ブラック・マジシャン」モンスターを自由にサーチすることができ、「マジシャンズ・ロッド」をサーチすれば間接的に魔法・罠カードのサーチにもなります。さらに手札に来てしまった「守護神官マハード」をデッキトップに戻せるのがありがたいところです。
  • 本格的な儀式要素を取り入れるなら「マジシャン・オブ・カオス」が挙がってきます。破壊時にカオス儀式モンスターを特殊召喚できるうえ、「ブラック・マジシャン」扱いなので蘇生しやすいのが強みです。「イリュージョン・オブ・カオス」と組み合わせてモンスター効果の妨害を狙うとよいでしょう。

EXモンスター

  • 最も場に出しやすいのが魔法使い族との融合の「超魔導師-ブラック・マジシャンズ」です。ドローと後続召喚により盤面の維持に有用です。
  • 「超魔導戦士-マスター・オブ・カオス」は相手モンスターを全除外という強力な効果を持っています。コストとなる光属性は神官モンスターや「エフェクト・ヴェーラー」を使用すれば問題ありません。
  • 「竜騎士ブラック・マジシャン」はフィールド・墓地で「ブラック・マジシャン」扱いになり、ブラマジデッキの弱点である魔法・罠カードの除去から守ってくれます。
  • 「黒の魔導陣」状況下で「幻想の黒魔導師」を使用すれば、デッキから出した「ブラック・マジシャン」で1除外、攻撃することで1除外できます。

魔法・罠カード

テーマ内有用カード

  • 「ティマイオスの眼」「ブラック・マジシャン」1体だけで融合召喚できるのが強力である一方、テーマ内にサーチ手段がない点に注意。
  • 「黒・魔・導」はサーチ手段が豊富なうえ、発動条件も満たしやすいので「ハーピィの羽帚」の代わりに採用するのもありです。
  • 「魂のしもべ」はあらゆる場所からカードをデッキトップに置くことができるうえに複数枚ドローも可能な強力な効果を持っています。墓地からデッキトップに戻せるということは、1枚採用のカードを使いまわせるということでもあります。このカードにより多様なカードを採用しつつそれぞれに確実なアクセスが可能となります。
  • 「黒魔術の秘儀」は融合と儀式を兼ねた効果を持ちます。速攻魔法なのでバトルフェイズに使えば追撃によるダメージを狙えます。「イリュージョン・オブ・カオス」でドラゴン族の「合体竜ティマイオス」を素材用にサーチしておくと融合モンスターの選択の幅が広がります。
  • 「黒の魔導陣」による手札補充はランダム性があるので「魂のしもべ」でデッキトップ操作を行っておきたいところです。
  • 「マジシャンズ・ナビゲート」は手札から特殊召喚を行う性質上、通常の「ブラック・マジシャン」を握っている必要がありますが、後続で「幻想の見習い魔導師」を特殊召喚すれば「ブラック・マジシャン」を補給できるのでアドバンテージにつながります。効果②は天敵である「ハーピィの羽帚」を無効にできるので使用後も安心です。
  • 「永遠の魂」は盤面形成には欠かせない供給札です。真っ先に狙われるはずなので「竜騎士ブラック・マジシャン」「マジシャンズ・ナビゲート」を駆使して防衛していきます。

師弟構築専用カード

「ブラック・マジシャン・ガール」を採用することで師弟専用サポートカードが使えるようになります。

  • 「黒・爆・裂・破・魔・導」は相手フィールドを全破壊するロマンに満ちた強力な効果です。それゆえ元々のカード名が場に揃っていなければ発動できない条件付きです。
  • 「師弟の絆」は元々のカード名が「ブラック・マジシャン」でなくとも発動できます。どこからでも「ブラック・マジシャン・ガール」を呼べるうえ、技カードのサーチも可能です。このカードにより単体ではパワー不足の「ブラック・マジシャン・ガール」の採用を1枚に抑えることができます。
  • 「マジシャンズ・コンビネーション」は万能無効札となります。先述のサポートカードを駆使すればフィールドと墓地に師弟をそろえるのは難しくないでしょう。

相性の良いカード

  • 「E・HERO プリズマー」「ブラック・マジシャン」を墓地に送りつつ自身を「ブラック・マジシャン」化できます。融合展開のサポート、墓地肥し、「技名」カードの発動条件を満たすのに活用できます。
  • 手札補充を頻繁に行えるブラマジデッキでは「沈黙の魔術師-サイレント・マジシャン」は高火力のアタッカーとして活用できます。魔法無効効果も盤面維持に重宝します。
  • 魔法使い族中心なので「ウィッチクラフトゴーレム・アルル」による奇襲バウンズが可能です。ブラマジデッキは魔法・罠ゾーンが埋まりやすいので手札から打てるのは非常に相性が良いです。
  • 上記のサポートカードはいずれも光属性なので「超魔導戦士-マスター・オブ・カオス」の発動コストとしても使えます。

EXモンスター

  • 「ブラック・マジシャン」はレベル7なので「灰流うらら」とチューニングして「フルール・ド・バロネス」をシンクロ召喚しやすいです。
  • レベル7モンスターをそろえやすいので「No.11 ビッグ・アイ」もX要員としておすすめです。
  • 「ガーディアン・キマイラ」「ミュステリオンの竜冠」「黒魔術の秘儀」で出すことができます。「ガーディアン・キマイラ」の効果は魔法カードによる融合召喚が条件なので「合体竜ティマイオス」で出さないようにしましょう。「ミュステリオンの竜冠」は種族統一系のデッキに対して強力なメタとなります。
  • 「クインテット・マジシャン」魔法使い族では突出した攻撃力を誇るモンスターです。「黒魔術の秘儀」で追撃できればゲームエンドまでもっていくことができます。全破壊効果を使用するには5種類を素材としなければならない点に注意です。
  • 「リンク・スパイダー」ではブラック・マジシャンを、「聖魔の乙女アルテミス」では「マジシャンズ・ロッド」をそのリンク召喚によって墓地に送ります。
  • 「見習い魔嬢」も墓地送りのための要員となりますが、「ブラック・マジシャン」を3000打点までもっていけるので戦闘面で重要なサポートとなります。

魔法・罠除去カード

  • 「円融魔術」は墓地にたまったモンスターを融合素材として余すことなく活用できます。素材の重い「クインテット・マジシャン」を出すのにも適しています。
  • 「融合派兵」「黒の魔導陣」状況下で打てば除去札としても活用できます。
  • 「儀式の準備」「イリュージョン・オブ・カオス」「マジシャンズ・ロッド」、とつなげていくことができます。
  • 「超自然警戒区域」通常の「ブラック・マジシャン」の特殊召喚に反応して破壊除去を行います。
  • 「魔術師の右手」「魔法族の里」は制圧力を高めるために有用です。「魔法族の里」を張るだけで積むデッキも少なくありません。

展開方法

「ブラック・マジシャン」デッキは基本方針は「黒の魔導陣」「永遠の魂」をフィールドに揃えて相手カードの除外を行うことです。

展開例

「マジシャンズ・ロッド」を初動に、相手ターンに手札から「ブラック・マジシャン」を出して除外を狙う展開>

  1. 「マジシャンズ・ロッド」を召喚し、「黒の魔導陣」をサーチ
  2. 「マジシャンズ・ロッド」を素材に「聖魔の乙女アルテミス」をリンク召喚
  3. 「黒の魔導陣」を発動し、デッキトップ3枚からサーチ(「マジシャンズ・サルベーション」と仮定)
  4. 「マジシャンズ・サルベーション」を発動し、「永遠の魂」をサーチしセットしターンエンド
  5. 相手ターンに「永遠の魂」を発動し、手札から「ブラック・マジシャン」特殊召喚
  6. 「黒の魔導陣」の誘発効果で相手フィールドのカードを除外
  7. 「ブラック・マジシャン」をリリースし墓地の「マジシャンズ・ロッド」の効果で自己蘇生
  • やや地味な所作でありますが、毎ターンフリーチェーンで除外妨害を入れられるので相手のキーカードを的確に狙って徐々に引き離していきましょう。「ブラック・マジシャン」扱いとなる「竜騎士ブラック・マジシャン」を使用すれば魔法・罠カードを守りつつ除外妨害ができます。

弱点と対策

「永遠の魂」が離れた時の自分モンスター全壊という最大のデメリットがあります。文句なしに「ハーピィの羽帚」「ライトニング・ストーム」といった全体除去が天敵となります。それとターン中にデッキからカードを複数枚持ってこないと健全な盤面を築くのが難しいため、「ドロール・ロック・バード」「ライオウ」でサーチロックをかけられると展開が止まってしまうことがあります。

まとめ

以上、「ブラック・マジシャン」デッキの解説でした。

「ブラック・マジシャン」といっても師弟のシナジーを中心とするスタイルもあれば、ドラゴン族要素を取り入れた融合中心のスタイルもあり、自由に自分好みのものに仕上げていくことができます。同時に複数の要素を入れすぎてデッキが重く回らなくならないように気を付けましょう。

この記事が「ブラック・マジシャン」デッキ構築の参考になれば幸いです。

ご閲読ありがとうございました。

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